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第26回
2011年度最も評価されたマンションとは?

住宅・不動産業界向け専門誌「週刊住宅」を発行している週刊住宅新聞社が、2011年度の「首都圏優秀マンション表彰」を発表しました。
2011年4月~2012年3月の期間、販売実績のあった新築分譲マンションから77物件を選び、交通の利便性や専有部分の性能、建物の構造のほか、デザイン、共用施設、環境性能などをポイント化し、評価委員の評価も含め、最もレベルの高いマンションを部門別に表彰しています。つまり、専門家が評価するマンションが一目でわかるわけです。

マンションの評価というのは、人により価値観が分かれるものですが、昨年度(2010年度)表彰された物件を見ると、2010年8月10日から2011年3月23日までの間に私が発行した全16回のメルマガで推奨したマンション16件の中で、中野ツインマークタワー(野村不動産・三井不レジデンシャル)が最優秀賞を獲得したほか、優秀賞6部門中、3部門(都心大規模・都心中規模・郊外大規模)が1位を獲得していました。

マンション表彰評価委員と私の評価の仕方には違いがあります。私の評価ポイントは、立地、間取り、売主、施工会社くらいです。シンプルにそれだけでマンションを評価しています。現地を見ることはあるものの、モデルルームには足を一切運んでいません。
一方、首都圏マンション表彰の評価者は、モデルルームでの確認や建物のスペックまで、詳細に評価したうえで評価を下しています。それにも関わらず、私と首都圏マンション表彰の評価者の評価は、酷似していたのです。

そこで今回から3回に渡り、2011年度の表彰内容と私の評価を合わせてご紹介します。今回は、最優秀賞受賞物件です。

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