フロム・ナウ流 有料老人ホームガイド

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第6回
まほろばの里・市が尾別館/市が尾本館 ノーマライゼーションを実践するホーム

ユニットケアへの疑問

まほろばの里・市が尾別館の外観
駅前のロータリーに隣接しています。『まほろばの里 市が尾別館』は、田園都市線市が尾駅から徒歩1,2分(駅から見えます)、市が尾本館は、駅から10分弱。

読者のみなさんは「ユニットケア」ってご存知ですか?
この言葉は、有料老人ホームを選ぶ際に、ぜひ知っていて欲しいキーワードです。

厚生労働省のホームページでは、
「施設の居室をいくつかのグループに分けて、それぞれをひとつの生活単位とし、少人数の家庭的な雰囲気の中でケアを行うもの」
と定義されていますが、私的には

① 居室は個室
② 各フロアに食堂、リビング、浴場などの共用設備が設けられていて、そのフロアだけで完結した生活ができる(よそのフロアに行く必要がない)
③ フロアに居室がある6~10人程度の少人数単位での介護
④ フロアは往々にして介護度別に分かれている(自立フロア、認知症フロアといった感じ)

というのがユニットケアだと思います。

居室は4~6人のグループ部屋、食事は大食堂という、昔ながらの老人ホーム(ただし、私が取材で訪れるような有料老人ホームでは、相部屋タイプには出会ったことがありません)と比べると、6~10人程度の少人数で、家庭に近い雰囲気のケアが受けられる、なかなかよいシステムです。

それに、ユニットケアを採用しているホームはたいてい、各ご入居者の状況に応じた「個別ケア」をしてくれます。

小人数制で、きめ細かいケアが自慢のホームは、ユニットケアを採用しているところが多いです。

ですからたぶん今後、ユニットケアの施設は増えると予想しています。

けれど、「ユニットケアはいいことばかりではない」というホームもあります。

今回ご紹介する『まほろばの里』です。

運営責任者であるTさんに話を聞きました。

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