フロム・ナウ流 有料老人ホームガイド

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第5回
ロングライフ梶ヶ谷 “モーション&エモーション”を実践するホーム

小さな奇跡も期待できる年を取るのが楽しみな毎日

マンションタイプの居室。リビングと寝室は引き戸
で仕切って、就寝時間が異なるご夫婦に配慮。
好評を得ているとのこと。

さて、『ロングライフ梶ヶ谷』に話を戻しましょう。

同ホームは、東急田園都市線の梶ヶ谷駅から徒歩2~3分。しゃれた洋風の門をくぐると、噴水のある小さな泉があります。リッチな洋館といった風情の建物は鉄筋コンクリート造の地上5階建てです。

1階と2階が、要介護の方でも安心なユニットタイプの居室があるフロア。

3階、5階、6階は、快適な自立生活が過ごせるマンションタイプの居室があるフロア。マンションタイプはキッチンとバスルームが完備されています。

気が付きましたか?

5階建てなのに6階?
4階はどこ?
と思いますよね。

「当ホームでは、4という数字を嫌がるご入居者様のために、3階の次は5階になっております」と微笑むホーム長さん。

なるほど、そんなところも日本風ですね。

さらにもう1点。

自立型のマンションタイプの居室には、ご入居者を見守るためのセンサーやモニターがついているのが一般的なのですが、『ロングライフ梶ヶ谷』にはありません。

「見張られているようでいやだというご入居者様のために、センサーやモニターはあえてつけておりません。代わりに、スタッフがお見かけした時間を記録するなどして、安否を確認する方式を採っています。人の目で見守らせていただいております」(ホーム長さん)

機械に頼らず、できるだけ人の手で、手間暇かけてケアするのがロングライフ流なのでしょうか。なんだかぬくもりを感じます。

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