文化とアートのある暮らし

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第12回
「オルゴールの持つちから」

先日、京都に仕事で行きました。
日帰りの京都にも慣れたものですが、できればもっとゆっくりと滞在したい思いです。今回は打ち合わせ関係で一日のうちに3件と、加えて下見や鑑賞などに4件ほど。10年ぶりの友人にも会うことができ、充実した一日に幸せを感じて東京に戻ったのです。

さて、この日の打ち合わせで立ち寄った一つにオルゴールのサロンがありました。
中に入ってみると、ヨーロッパ製のアンティークのものや国内での手作りオルゴールなどたくさん並んでいます。町家が連なる京都市・西陣の一角、「オルゴール・サロン・ヒロ」は、大小さまざまなオルゴールがところ狭しと集められたユニークな名所で、コレクションの一部を各地へ運んで開く「オルゴール・コンサート」も行われています。幼児からお年寄り、あるいは病床の人へ。 サロンの辻井裕美さんは京都市内で幼稚園教諭をされていたそうですが、十数年前に難病のパーキンソン病を発症し、症状が進んだことからやむなく仕事を退き、ご自宅を改装してオルゴールサロンを開設されました。難病につきまとう不安、苦しみをオルゴールの調べが忘れさせ癒やしてくれるのに気付き、1台1台と集めていったそうで、今では収集品が100台を超えているようです。

「ディスク・オルゴール」

入ってすぐに見えてきた大きなオルゴール。

アルミや鉄の円盤に突起のついた穴が開けられ、音を鳴らす部分が記録されていて、ぜんまいで時計回りに回転します。
量産化するために開発されたようで、円盤をはずしていろんな曲を聴くことができます。


また、ピンを取り付けた金属の円筒を用いるシリンダータイプのオルゴールもあり、オルゴールはこのシリンダータイプとディスクタイプの2つに大きく分かれるようです。


大道芸で演奏されていそうなものも!
こちらも手回しオルゴールです。

辻井さんのお知り合いの方による
壁掛けの大きな手作りオルゴール


また、曲を手作りすることが可能なオルゴール!「オルガニート」

こちらは、鳴らしたい音を五線譜で穴を開けるとその音符の高さの音が鳴る仕組みで、自分で気軽に創作できることから親しみやすさを感じます。この「オルガニート」は園児たちが自由に穴をあけて「僕の曲だ!」と大喜びするそうです。楽しそうな子ども達の顔が想像できます。




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