スピリッチャル ハワイ

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第3回
ある芸能人のシークレット挙式で一躍脚光!!神々の庭園(ラナイ島)

何度もハワイへ行ったことのある人でも、なかなかラナイ島やモロカイ島まで足を伸ばす機会はないかもしれません。でもぜひハワイ独特ののんびりとした時間と空気を感じるために訪れてほしいなと思います。
今回ご紹介するのはラナイ島の北西の山の上にあるGarden of the Gods(神々の庭園)。大小さまざまな石が転がっている荒涼とした土地がどこまでも広がっている神秘的な場所です。
言い伝えによると、昔この近くに聖なる火の番人をしていた強力なカフナ(僧侶)が住んでいたそうです。そのカフナは、自分やラナイ島の住民たちにモロカイ島のカフナから魔術をかけられていることを知り、魔術を解くためににモロカイ島へ行くことにしました。その間、自分の娘に聖なる火の番をするようにと命じました。
ラナイ島のカフナはモロカイ島のカフナを魔術で殺して、自分達にかけられている魔法を解きました。そして彼はラナイ島に戻ってきて、娘が火の番をしないで恋人と会っていたことを知りました。彼は聖なる火をおろそかにしてしまったことを恥じて崖から身を投げました。その後、そのあたり一面焼け野原になったということです。

この神々の庭園には、夕日が沈むころ訪れるのをお勧めします。夕日に照らされて、刻々と移り変わる石の色はなんともいえない美しさです。誰もいない、聞こえるのは風の音だけ。本当に神秘的な場所です。
ラナイ島やモロカイ島は他島のようにタクシーやツアー会社が充実しているわけではありません。また長いことダート道を進んで行かなくてはならないのでレンタカーで気軽に行ける場所ではありませんので、訪れる前にホテルでガイドを予約しておくことをお勧めします。


●'Ula No Weo(ウラ・ノ・ヴェオ)/Traditional

真赤はハワイ王国のロイヤル・カラーでタイトルの「ウラ」も「ヴェオ」も共に赤色を表わす言葉だが、日の光に照らされると赤色もいろいろな発色の赤に変わって見えたりする。オアフ島を代表する島花であるイリマの花もいろいろ微妙な色に変化をする。この曲も古くから歌い継がれてきた曲で、ハワイの人々の自然に対する感性が濃やかに歌われている。

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