スピリッチャル ハワイ

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第6回
ワイキキ近くにある安産祈願の石 ポーハクロア(オアフ島)

今回はオアフ島ワイキキの近くにあるバースストーンをご紹介します。
ハワイでは昔から石は身近なものでした。生活に必要な道具、武器、楽器、建物などさまざまなものに使われました。その中でも特別なマナ(魂)を宿した石があります。今回ご紹介するポーハクロアもバースストーンとして大切にされてきました。
現在このポーハクロアは、Wilder AveとPunahou Stの交差点の近くのハイスクールの入り口に立っています。学校名の記された銘版がはめこまれているので、知らなければただの学校の門のように見えますよね。
でもこの石は妊婦さんを祝福し、生まれてくる赤ちゃんに知恵と健康を授けてくれると、とても大切にされてきた、由緒あるヒーリング・ストーンなのです。
もともとこの石はもっと大きかったそうです。タンタラスの丘のあたりにありました。それを19世紀半ばにカメハメハ3世のお許しを得て移動させたということです。その移動した場所には、ハワイではじめての産院がつくられたそうです。バースストーンのパワーにあやかってのことなのでしょう。
その後、道路をつくるために再び移動することになり、現在の場所に落ち着いたということです。残念ながら移動のたびに少しずつ割れてしまったようです。写真からもセメントでつなぎ合わせているのが分かりますね。
このポハクロアは、誰でも触れることができますので、ぜひ行ってみてください。
ワイキキから歩くとちょっと遠いので、近くまでバスで行くことをお勧めします。

● Lei No Ka’iulani(レイ・ノ・カイウラニ)/John Edwards

リリウオカラニの妹リケリケ王女の子で、姪にあたる美人の誉れ高きプリンセス・カイウラニを文字通り歌った傑作であり、1899年ジョン・エドウーズによるものとされている。カラーカウア王は姪と日本皇族の子息との縁組を進めようとしたが成立を見なかった。

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