荒野のエッセイスト(音楽編)

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第33回
お色気ジャケットBest3

今回は主に目で楽しんで下さい。

若さを保つための秘訣の一つは
何と言ってもセクシーな気分になること。
ある年齢に達した男性(例・エッセイストの島敏光63才)は、
家庭ではもちろん、日常生活でもなかなかセクシーとめぐり逢えない。
週刊誌や写真集にはヌードが反乱しているが、
見慣れてしまって刺激が足りない。
かと言って今どきのAVはどうもしっくりこない。
そこで古いものに目を向けることになる。

例えば60年代のレコードジャケット。
そこには古き良きエロスがあった。
セクシーより「お色気」という言葉がピッタリ。
僕の選んだお色気ジャケットBest3を発表しよう!

第3位!「シャープとドドンパ」


1961年にコロムビアレコードから発表された
原信夫とシャープス・アンド・フラッツのアルバム。
「A列車で行こう」などのジャズや「ベサメ・ムーチョ」などのラテンが
当時流行のドドンパのリズムでよみがえる!
それにしてもなぜ裸?
なぜ顔を見せない? なぜ背景がまっ黒?
シャープス・アンド・フラッツとドドンパとすっ裸!
このシュールな取り合わせがロマンを誘う。

第2位!「人間衛星ギャクシー」


1964年に突如現れたレコード。
演奏はロス・マルチェロス・フェリアルという正体不明のグループ。
B面は「宇宙の誘惑」。
残念ながら顔もオッパイも見えないが、
まさに宇宙規模の壮大なヌードである。
世界中にビートルズ旋風が吹き荒れていた1964年。
日本ビクターではこんなスットコドッコイなものを発売していたのだ。
まさに時代のアダ花だ。

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