今さら聞けないワインの話

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第27回
出会い (その1)

最近、たくさんのすばらしい出会いに恵まれています。
それは、人との出会いもあり、お酒との出会いもあります。そして、良縁に巡り合うたびに、本当に心から感謝しています。
「これって、ワインのコラムですよね?」ですって?
そう、ワインのコラムです!
お酒も人と同じく、出会いがあるんです。
今回は、そのお酒との出会いについてお話しします。

ワインに限らず、お酒には日常消費用のものからヴィンテージものに至るまで幅広く、簡単に入手できるものから、入手困難なものまで様々あります。
中には値段的にも希少価値が高く、高価過ぎてなかなか手に入らないものもあります。また、日本に入って来ないものという意味でも、なかなか出会えないものもあります。


100年経った貴重なコニャック

ここ1年の間、ありがたいことに、ヴィンテージもののお酒との出会いに恵まれました。
それも、20~30年経ったものから、100年以上経ったものに出会うこともありました。それは、ワインだったり、シャンパーニュだったり、ブランデー、カルバドスと様々。
何がすごいかというと、管理の仕方や、年月の長さ、お酒の種類によって、ボトルの中にそれぞれストーリーがあることです。

同じ時期にボトリングしたとしても、保管状況や開封する時期により熟成具合は変わってきます。
長期熟成に耐えうる子は、どんなに年月が経っても良い方向にしか変化しないことも多く、寝かせる時間が長ければ長い方が良い場合もあります。

数十年から百年も寝かせるということは、それだけ忍耐がいります。
ワインをコレクションしている方は、「あと20年は置いておこう」などと我慢をした経験があると思いますが、飲みたいと思って購入したものを長い間ワインセラーに保管しておくのは辛いですよね。
でも、それを我慢したからこそ、得られる幸福があるんですよね!
私の場合は、誰かが我慢して寝かせておいてくださったものを頂いているので、この我慢は無いのですが…。

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