ライターHの“デジモノ”放談

バックナンバー

第18回
PS3とPS Vitaが変えた“テレビ録画生活”とは?

2011年12月に発売された、最新の携帯ゲーム機「PS Vita」(ソニー・コンピュータエンタテインメント)。新しい物好きという性分もあって、早くから予約を入れ、発売日当日に手に入れてしまった。でも、「普段、どんなゲームで遊んでいるのですか?」と尋ねられると困ってしまう。なぜなら、PS Vita用のゲームソフトを1本も購入していないからだ。

自宅には、同じくソニー・コンピュータエンタテインメントの家庭用ゲーム機「PS3」も所有している。このPS3についても、ゲームソフトは1本も買っていない。なぜ、数万円するゲーム機を購入しておきながら、ゲームソフトを持っていないのか? 筆者の告白に対して、「お金を無駄に使っている……」とか、「もったいない……」と思われる読者が大半だと思う。実は、筆者なりの理由がある。

2011年12月に発売された携帯ゲーム機「PS Vita」。Wi-Fiモデル(実売価格:2万3700円)と、NTTドコモの通信網を使ってインターネットに接続できる3G+Wi-Fiモデル(実売価格:2万9980円)がある

全くテレビゲームをしない筆者が、PS VitaやPS3を買った理由――。それはPS VitaやPS3をAV機器として考えているからだ。普段、筆者はPS3を地上デジタル放送の録画機として使っている。つまり「Blu-rayレコーダー」の代わりだ。

PS3は「torne」(トルネ)という、別売の周辺機器を用意している。torneは地上デジタル放送用のテレビチューナーで、PS3と接続するとテレビ番組の視聴と録画ができるようになる。録画したテレビ番組は、PS3内蔵のハードディスクドライブ(HDD)や、外付けHDDに保存される仕組みだ。

Blu-rayレコーダーと違って、録画したテレビ番組をBlu-rayディスクへコピーする(ムーブと呼ばれる)機能はないものの、見終わった番組は消去することが多いので個人的には問題がない。筆者はtorneの発売をきっかけにPS3を購入した。現在は、2TBの容量を持つ外付けHDDをPS3につなぎ、好きなテレビ番組を録画している。

PS3をテレビ番組の録画機に変えてくれる周辺機器「torne」(実売価格:8550円)。地上デジタル放送の視聴と録画に対応する

コメント