松本すみ子の「@シニア」

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第18回
ホテルランチ活用法 ~大人が落ち着ける場所を探して~

眺望もご馳走

どこか落ち着いて食事ができる店はないかな。これ、案外、難しいですよね。外出先でうろうろすることって、よくあります。特に昼食時はあわただしくて、せっかく入ったのに、食べ終わるやいなや席を譲り、「お茶はゆっくり別の店で」ということもたびたび。これ、私たち世代にはつらい。
最近は、近くにホテルがあれば、ホテル内のレストランを利用するようにしています。それが高層ホテルの最上階レストランなら、最高! 目の前に広がる景色を見ただけで、気持ちが伸び伸びします。リラックス効果があるようです。食事はもちろんですが、眺望が何よりのご馳走というところでしょうか。
堅苦しい話があるときも、まず眺望が話題になるので、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。ビジネスにも効果大ではないでしょうか。
さて、ホテルのレストランは高いと思っている人が多いと思います。確かに、一般のランチセットであれば、せいぜい600円から1000円くらいですから、高いといえば高いです。しかし、ホテルもランチなら3000円からあります。3000円で、いつまでいても追い出されることなく、コーヒーのお替りが自由で、最高の眺望を眺めながら、心気なく会話ができ、非日常気分を味わうことでリラックスできる。900円のランチをかきこむのと、どちらのコスト・パフォーマンスがいいでしょうか。
大人世代にとって、食事はお腹を満たすという目的だけでなく、ほっとできたり、会話やコミュニケーションを活性化できる機会でなくてはなりません。その目的にあった場所として、ホテルのレストランが今もっとも使いやすいという気がします。しかも、ホテルを探せばいいので、見つけやすいですしね。時には友人や家族を誘って、ホテルランチもいいものですよ。

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