写真家・秋野深のやさしい旅のフォトレッスン

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第3回
基礎編(3) ぶれ少なく、よりくっきりと

■ほんの一瞬、軽く呼吸をとめる

ぶれ少なく撮るために、もう1つ大切な基本があります。それは、シャッターボタンを押す瞬間に呼吸を止めることです。せっかく脇をしめてそっとシャッターボタンを押しても、その時に呼吸をしていると体がわずかに動いてしまうからです。もちろんほんの一瞬、呼吸を止めるだけでいいのです。

カメラは簡単に写真が撮れる道具なだけに、いくらでも無造作に撮影できてしまいます。だからこそ、こうしたチェックポイントは、常に撮影のたびに思い出して撮り続けることにより、早くよいクセにしてしまうことが大切です。

ぜひ、日頃の撮影から「脇をしめて」、「呼吸を軽く止める」この2つのことを習慣付け、旅先での撮影では自然に安定感のある撮り方で、大切な思い出を鮮明に残してください!

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