写真家・秋野深のやさしい旅のフォトレッスン

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第15回
夜景やイルミネーションをぶれないようにくっきりと撮影しよう!

新年を迎え、フォトレッスンの連載も早いもので2年目に突入です!
これからも、さらに様々な場面での撮影についてのワンポイントレッスンをお届けしていきますので、引き続きよろしくお願いいたします。
前回のレッスン14では、夜景やイルミネーションを撮影する場合の「とらえ方」についてお伝えしました。今回は、夜景やイルミネーションをよりくっきりと美しく撮影するためにあると便利なちょっとした小道具についてのレッスンです。

■カメラを固定するのが理想です!

レッスン13では、料理をできるだけぶれないようにシャープに撮影するには、少しでも自然光がある環境で撮影するのが理想であることをお伝えしました。
ところが、夜景やイルミネーションを撮影する時の環境はどうでしょう?
自然光を期待するような時間帯ではなく、そもそも周囲が暗いからこそ、私たちの目にも人工の灯りが鮮やかに見えているわけですよね。
つまり、目には明るく美しくても、写真を撮るには非常に暗い環境だということになってしまいます。これが夜景やイルミネーションを撮影するとぶれた写真になりやすい原因です。
手ぶれ補正機能や夜景撮影モードがほとんどのカメラにはついていますが、やはりそれでも、自然光がない環境でくっきりとシャープな写真を撮るのはなかなか難しいものです。
このような時にあると便利なものが、今回お伝えしたい三脚です。ぶれずに撮るのに一番よいのは、カメラを手持ちではなく、三脚で固定して撮影することです。
「ただでさえ荷物が多い旅先に三脚なんて・・・」と思われるかもしれません。
ですが、小さいコンパクトカメラをお使いの方なら、大きくてかさばる三脚を使う必要はありません。一眼レフのように大きくて重たいカメラだと、それを支える三脚もそれなりの重さや太さが必要になりますが、軽量のコンパクトカメラなら、例えば写真のようなカメラとあまり変わらないサイズのミニ三脚でもカメラを固定することは可能です。




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