荒野のエッセイスト(映画編)

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第17回
2011年度 僕のお気に入りの映画

この中でベスト1を選ぶとすると、
悩むところだが、
「灼熱の魂」 か……。
母親の遺言により、
死んだはずの父親を捜しに出る
姉弟の物語。
シリアスとはったりのバランスが絶妙。
母親役のルブナ・アザバル(写真上)と
娘役のメリッサ・デゾルモ-プーラン
のキリリとした面構えも素晴らしい。

「少女たちの羅針盤」
「この愛のために撃て」
ミツコ感覚
は以前にこのコーナーで紹介していますので、
よろしかったら参照してください。
掘り出し物は誘拐エンターテインメントの
「アリス・クリードの失踪」
と、SFファンタジーの
「エンジェル・ウォーズ」。
共に予想を覆す展開が魅力だ。

「プレイ」
は東京国際映画祭で公開されたスウェーデン映画。
犯罪と遊びの間でうごめく子供たちが
どうにもこうにもうす気味悪い。
公開された時は要チェックでっせ。
それ以外の作品をくわしく紹介しているスペースはないので、
気になった人はインターネットなどで検索してみて下さい。

この13本のうち9本が洋画で、
4本が邦画だった。
ここ2~3年、日本映画のクオリティーが
落ちてきていることが悲しい。
ダメ映画が多すぎる。
安っぽいお涙頂戴、笑えないコメディー、
先の読めるドラマはもううんざり。

今年は驚きに満ちた映画を
沢山見たいものだ。
驚いた時はこのコーナーで発表しますよ!

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