荒野のエッセイスト(映画編)

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第25回
3D映画で見た風景


表紙にいきなり武陵源。
ところが峰の下方はカットされている。
これは映画ではハレルヤ・マウンテンと呼ばれ、
「アンオブタニウムの力によって空中に浮いている
パンドラの山々」
と説明されている。
何だか意味不明だけど。

さらにプログラムを隅から隅まで読んでみたが、
湖南省・武陵源という文字は全く出て来ない。
すべて一から映画のスタッフが作り出した、
というような書き方……。
そりゃ無理でしょう。
どんな独創的なクリーチャーも、
かつて誰も見たことがなかったと言われる世界も、
まず間違いなく現実が土台になっている。

映画にも現実にも「スゲー」ものは存在する。
これからも一本でも多くの映画を見て
出来る限りの旅行に出かけ、
見知らぬ世界をのぞいてみたいと
改めて感じている。

せっかく地球に生まれたんだもの。

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