荒野のエッセイスト(音楽編)

バックナンバー

第15回
CMソングのあの声が!

CDを聞く。
あっ、積水ハウスの声だ!
あたり前だが……。

伴奏は自分自身のピアノが中心。
CMで流れる「透明感全開!」という感じではなく、
思ったよりペタッとした声で、時には矢野顕子的な不思議ボイスも混じる。
どこまでもCMのさわやかトーンを聞き続けたかったのだが、
そういう意味ではやや期待外れ。

でも、このCDは僕の宝物。
僕が生まれる前(1947年に大ヒット!)に作られた
「港が見える丘」
もホコリを払って、まっさらになって登場。
村上ゆきは、このCDで歌謡曲、ジャズ、ポップスの垣根を取り払い、
すべて自分流のサウンドに仕上げている。
それがまた何とも心地よい……。

コメント