荒野のエッセイスト(音楽編)

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第18回
由紀さおり&ピンク・マルティーニ 1969

由紀さおりといえば、
透明感のあるガラス細工のような歌声
という印象が強いが、
年齢なりのやや野太い声になっている。

きっちりとした歌唱力。
ゆるぎない安定感がアルバム全体を支配している。
気負いもてらいもなく、サウンドとしてのインパクトは、それほど強くない。
なぜこんなに売れているのか、その明確な理由は分からないが、
AKB48やKARAだけではなく、このCDが売れる日本は
まだ捨てたもんじゃないと、少し安心する。
僕はこれを最強のBGMとして、大切に保管しておくことにした。

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