外国人に日本語を教えてみませんか!

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第1回
「日本語ボランティア」に参加する 入門編

このように、私たちは、既に、さまざまな国からやってきた人々と共生していく社会に暮らしています。外国人が異国で幸せに生活するためには、その国の言葉を身に付けることが必要ですよね。今、日本語学校や大学や企業から、地域の日本語ボランティアまで、さまざまな形で外国人への日本語の指導が行われています。

この連載では、今後、プロの日本語教師として、国内外で活躍するための道もお伝えしていきたいと思っていますが、まず、皆さんの近所でもきっと行われている地域の日本語ボランティア活動について、紹介しましょう。ここには、日本語学校の学習者、外国人配偶者、ビジネスで駐在している外国人など、さまざまな立場の外国人が集まってきます。

最初に、ご注意いただきたいのは、一概に「日本語ボランティア」といっても、さまざまなスタイルがあることです。ここでは、下記の3つに大きく分類してみます。

①日本語ボランティア(交流型)
②日本語ボランティア(指導型)
③外国人生活支援ボランティア

それでは、①と②の「日本語ボランティア」の違いから、説明しましょう。

初めてボランティアに参加してみようと思っている方にお勧めしたいのは、①の交流型です。1対1やグループと参加人数は団体によって異なりますが、主に日本語でおしゃべりを楽しみながら、お互いを理解し合っていく対話中心の活動です。専門的な日本語指導の知識がなくても、気軽に参加できます。

②の指導型は、日本語の指導を主に目的としたものです。ボランティアといっても、カリキュラムが組まれていたり、決まった教科書を使っていたりと、日本語学校に近い教育を行っている団体もあります。参加者にも、日本語教師の養成講座修了、日本語教育能力検定試験合格といった「資格」が求められたり、そのボランティアで行う指導者向け講座の受講が義務付けられたりすることもあります。日本語教師の「資格」については、あらためて別の回で説明します。

最後の、③の「外国人生活支援ボランティア」は、日本での生活にさまざまな困難を感じている外国人の生活支援を行うボランティア活動です。生活での悩み相談、法律相談、就職支援、母子への支援、医療通訳、難民支援、震災時のサポートなどを行う団体があります。その活動の中に、「日本語の指導」が入ることもあります。

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