江戸の名残を歩く

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第23回
伊能忠敬と深川を歩く

横綱力士碑

江戸時代に境内で開催された盛大なイベントといえば相撲でしたが、富岡八幡は相撲とも縁が深い神社でした。この境内で、最初に常打ちの相撲興行が執り行われたという歴史がありました。そのため、社殿の裏手に歴代の横綱の名前が彫られた横綱力士碑が建立されたのです。

木場の角乗りの碑

境内には、木場の角乗り(かくのり)の碑もあります。富岡八幡の東は江東区木場という街が広がっていますが、江戸の頃は木場、つまり材木置き場になっていました。水上に浮かべられた材木の上に乗り、足で転がして操ることを「角乗り」といい、その姿に出会えるのです。

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