江戸の名残を歩く

バックナンバー

第26回
谷中の夕焼けだんだんを歩く

御殿坂
御殿坂通りのせんべい屋

経王寺を出て、御殿坂の坂道を下っていきましょう。いよいよ谷中銀座通りに入っていきます。

夕焼けだんだん

まもなく、階段が現れます。「夕焼けだんだん」の名前で知られる階段です。これから歩いていく谷中銀座とともに、谷中のシンボルとしてマスコミにもよく取り上げられます。ちなみに、階段は36段です。

谷中銀座へ

この階段を下っていくと、昭和レトロな店が数多く立ち並ぶ谷中銀座の世界が広がります。昭和のはじめごろから店が並びはじめ、現在では70軒ほどの店が谷中銀座商店街を構成しています。

お総菜屋
谷中メンチ

写真はお昼を少し過ぎたころですが、とくに夕食前の夕方になると、人であふれます。コロッケやメンチカツなどのお総菜が一番の人気なのではないでしょうか。お総菜店だけでなく、小間物店も人気です。各店の商品の値段も概して安く、名実ともに庶民的な店が立ち並ぶ通りです。写真を通して、谷中銀座の雰囲気を味わってください。

谷中の店の屋根のネコ

谷中というと、猫のイメージもあります。谷中の街を歩いていると猫に出会いますが、店の屋根の上にも猫がいます。
江戸情緒につながるような下町の世界が、谷中そして谷中銀座に行くと出会えるのです。

コメント