今さら聞けないワインの話

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第22回
「ヴィンテージワイン」をプレゼントしましょう!

■そもそも「ヴィンテージワイン」って?

シャトー・カロンセギュール1959

まず、「ヴィンテージワイン」について説明しましょう。
「ヴィンテージ」とは、ブドウの収穫年のことです。ヴィンテージワインのエチケット(ラベル)には西暦で表記されており、その年に収穫されたブドウで造られたワインであることを意味します。
「ヴィンテージワイン」というと、10年以上熟成されたワインを指すことが多いようですが、本来は「良質なブドウの豊作年に醸造され、熟成期間を経たワイン」という意味で、若いものでも年号が記されたものを指します。

そのヴィンテージワインを、どんな方にプレゼントするか?ですが…
求めるヴィンテージがはっきりしている人は、その年号のワインを探せば良いので、わかりやすいですね!例えば、相手の生まれた年や、記念日、何かのお祝いの年号など。
また、ワインには「当たり年」がありますので、そのヴィンテージのワインをプレゼントする方もいらっしゃるでしょう。

当たり年とは、ワインの出来が良かった年のことで、パーカーポイント(第19回のコラム参照)が高かったり、世界的なコンクールに入賞していたりと、当たり年のワインには高値が付くものです。
逆に、出来の良くなかった年のワインでも、手間がかかっていたり、希少価値が高かったりした場合は、高値が付くこともあります。

■大切な人に贈るヴィンテージワインを探し求めて…

先日私は、大切な方にヴィンテージワインをお贈りしました。
プレゼントしたい方の生まれ年を調べ、その年号のワインがどのくらい在庫があるのかを最初に調べました。そして、さらに状態の良いものを…と調べていくと、キリがありません。年数が経てば経つほど、希少なものになり、入手するのが難しくなるのです。

オークションなどでヒットする場合もあり、もちろん管理状態の良いものもありますが、中には信用できないものもあります。また、インターネットではワインの状態が明示されてない場合もありますので、ヴィンテージワインを購入する際は気をつけたいものです。

そんなこんなで、知り合い伝いにやっとそのヴィンテージワインを手に入れました。
希望するヴィンテージワインを手に入れるまでの道のりは、本当に長い長いものでした(笑)。

でも、もちろん先方にはとても喜んで頂けました!相手のために一生懸命に選んだ品でしたら、喜ばれないわけがありません!プレゼントってそういうものですよね?相手のことを思ってお贈りする…それがプレゼントの原点ですもの!

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