今さら聞けないワインの話

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第28回
出会い(その2)

ビンテージもの「ドン ペリニヨン」

自分の年齢相当のシャンパーニュも「古酒」と呼ばれる部類に入りますが、それらはあめ色に近い黄金色に輝き、程よくきめ細やかな泡が立ち上り、良い具合に熟成しています。
先日頂いた1982年ものや1985年ものの「ドン ペリニヨン」は、香りはまるで黄桃のコンポートのような甘さからブリオッシュのようなバターのようなコクまで感じました。
シャンパーニュでありながら余韻がかなり長く、つややかで、香りだけでも誘惑されそうな、かなりの「イイ女」系シャンパーニュでした!
30年という歳月をかけて熟成されてきた全てのエキスが、コルクを抜かれたとき初めて人々を喜ばせるわけですが、この感動たるもの、素晴らしいものですね!

このように、私はワインを女性に例えることがありますが、はたして自分は、この年月を経てどのくらい「イイ女」になっているのかと、ワイン片手に考えることがあります。
私もヴィンテージ ワインのように、輝きと魅力のある、つややかな「イイ女」になれるよう、努力しなければ!(笑)

次回はブランデーの最高峰、「レミーマルタン ルイ13世」を始め、素晴らしいハードリカーについてお話しようと思っていたのですが、残念ながら今月をもって「フロム・ナウ」が終了してしまうため、いつか皆さんにお会いしたときにお話することにしましょう!

約2年半を通し、本サイトにて皆さんと出会えましたことを大変嬉しく思っております。
毎回私のコラムをご覧くださいまして、本当にありがとうございました。
また、ここまで応援してくださいました皆さま、支えてくださいました皆さま、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

近い将来、また皆さんとお会いできますことを、楽しみにしております。
そのときは私も、今より少しでも「イイ女」になっていますように!(笑)

完  

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