ソムリエのつぶやき

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第30回
旅路でミニボトルワインを探す

とある時、俳優 阿部寛さんが出演されている「テルマエロマエⅡ」という映画を鑑賞中、たくさんの温泉地がロケ地になっているのですが、そのうちのひとつの秘湯に行ってみようという話になりました。有言実行の私たちは、そのロケ地を調べ、ついに見つけて、予約完了!場所は、群馬県の水上の奥地。宝川温泉という場所でした。
当日、途中の高崎駅までは、新幹線で行ったのですが、そこからはローカル線。乗り継ぎ時間も十分あったので、駅構内にある売店でお買い物をしていると、そこには、初めましての小さなワインたちが3種類いたのです!!!ローカル線40分で、飲めるのは1つだろうと思いましたが、次に、このワインたちに逢えるのがいつになるかわかりません。どれも250~300円くらいでしたので、興味津々で3種類を購入してみました。


リラ 心はずむスパークリングワイン

リラ ほんのり甘いすっきり白

楽園ワイン


まずは、まるで小さな頃に飲んだジュースのような、テトラパックに入った180mlの「楽園ワイン」。絵の感じが乙女チックで、あまり信用できない気もしましたが、恐る恐るストローを刺して飲んでみると・・・意外と美味しく飲める!辛口で、クセがなく、赤ワインとしては、渋みと言われるタンニンが感じられないように思いましたが、ストローで飲むように考えられているのかもしれないと思いました。
さて、次は、「リラ ほんのり甘いすっきり白」という320mlのペットボトル入りの白ワイン。う~~~、甘いっ!ほんのりなんていうものではなく、とても甘い!笑 後味にほんのりアルコールを感じますが、ワインと言われなければ、マスカットジュースのような印象を受けました。ワインがお好きな方々には、好まれないような飲み物でした。
そして、次は、「リラ 心はずむスパークリングワイン」。先ほどのワインが発砲したものでした。味わいもほとんど同じようで、微炭酸という感じ。結局、2つの「リラ」にはごめんなさいをして、テトラパックの「楽園ワイン」を頂きました。

その後も、なかなか旅路で美味しいミニボトルのワインには出逢う事が出来ません。最終的に、ある旅行では、フルボトルとプラスチックのカップを片手に、搭乗時刻まで、ロビーラウンジで乾杯した事もありました。笑
そんなに、ワインが飲みたいのか?と不思議に思っていらっしゃいますか?
そんなに飲みたいのかと聞かれると、そうではない時もあるかもしれません。でも、やる事がなくなると、何かを飲もうという話になるのです。私の周り、お茶しようと言って、ケーキを頬張るかわいい女子ではなく、シャンシャンしようという飲んべえばかりなんですよ・・・。笑 そして、私も、その一員なんです。類は友を呼ぶわけです!

だからといって、毎回、フルボトルというわけにもいかないので、どなたか、美味しいミニボトルのワインをご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ、教えてください!!

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