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第21回
イワタバコと言ってもタバコの仲間ではない

植物の生育場所は様々で、人が住むような場所はもちろん湿地帯や水の中、岩や木の上みたいな思わぬ所にも住んでいます。岩場などは結構住み家に選ぶものも多く、今回のイワタバコも岩場でよく見られます。

イワタバコの外観
イワタバコの外観

ただ、岩場が好みなのかは疑問です。例えばイブキジャコウソウも岩場でよく見かけますが、育てると土の方がよく育ちます。イワタバコはまだ育てたことはありませんが、育てている方の写真を見ると、やはり土で元気に咲いています。岩でも生きられると言う方が正しいのかもしれません。

明るい岩場のイブキジャコウソウ

湿った岩場のイワタバコ


また、同じ岩場でもイブキジャコウソウは陽の当たる明るく乾き気味の岩場、イワタバコはどちらかというと陽の当たらない湿った岩場に生育し、得意な環境は異なるようです。イワタバコはイワタバコ科で、仲間は世界で2000種以上ありますが、日本にはほんの数種、しかも普通に見られるのはこのイワタバコだけだと言います。
それもそのはず、イワタバコの仲間の多くは熱帯地方に住みます。日本も最近は熱帯も顔負けの熱夏ですが、冬は結構寒く、熱帯の花の多くは日本の冬を越せません。猛暑の日本も熱帯とその辺が違いますね。

独特なイワタバコの花の色
独特なイワタバコの花の色


セントポーリアはイワタバコの親戚ですセントポーリアはイワタバコの親戚です

イワタバコの花は姿も特徴があり、色も独特の色模様になっています。見れば分かりますが、一言で言うと艶やかの言葉がぴったりです。花としては小さく遠くからでは目立ちませんが、近づくと白からつやのある紫、そして花の中心へ向かってまた白、オレンジへと続く配色は日本ではなく、やはり熱帯のイメージです。
日本では少ないイワタバコの仲間ですが、海外の園芸植物なら人気の花があります。セントポーリアです。あまり似ていないような気もしますが、イワタバコの仲間で、そう言えば葉が少し似ているでしょうか?




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