ライターHの“デジモノ”放談

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第17回
Bluetoothスピーカーがスマホをシアターに変えた!

“iPhone+hulu+Mini Boombox”でつくる風呂シアター

ポータブルなBluetoothスピーカーが欲しい! と思ったのには、もう一つ個人的な理由がある。筆者は最近、iPhoneやiPadで海外ドラマをみるようになった。月額1480円で見放題という動画配信サービス「hulu」(登録後、1カ月間は無料で視聴できる)に加入しているからだ。屋外ではイヤホンを利用しているから良いのだが、自宅でイヤホンはしたくはない。心おきなく音声をスピーカーから出し、海外ドラマを楽しみたいと思ってきた。そこで白羽の矢をMini Boomboxに立てたというわけ。

休日などは、仕事場をかねる卓上にiPadとMini Boomboxを置き、BGM代わりと英語のヒヤリング向上をかねて、海外ドラマを字幕無しで連続再生している。なお、視聴中に電話がかかってきても、Mini BoomboxのBluetoothボタンを押すだけで電話に出られるので安心だ。

動画配信サービス「hulu」と組み合わせると、迫力ある音声で海外ドラマを楽しめる。iPhoneやiPadの内蔵スピーカーとは、低音の響きが全く違う

リビングで使うこともあるが筆者の場合、疲れ(ストレス)を解消するためにバスルームで愛用するのが日課になりつつある。iPhoneと組み合わせ、入浴中に海外ドラマを視聴するという趣向だ。バスルームは密閉空間のため音がよく反響するし、普通の部屋よりは音量を出しても大丈夫(家族に気兼ねなく使える)という利点がある。

実際に使ってみて気づいたことだが、Mini Boomboxは小さいながらも低音にとても迫力がある。このため緊迫感のある海外ドラマ、例えば「24 -TWENTY FOUR-」や「LOST」、「HEROES」、「プリズンブレイク」といった作品の視聴にはピッタリ。「24 -TWENTY FOUR-」のオープニングを聞いただけで、迫力の違いが感じ取れるはずだ。良い音になれば、作品自体の魅力も増す。内蔵スピーカーとMini Boombox、両方の音を聞き比べてみると、「やはり音は重要だなぁ……」と感じさせられる。音質は上を求めると切りが無くなるのだが、約8000円の投資と考えると十分満足できるレベルだ。

一つだけ注意したいのは、iPhoneもMini Boomboxも防水機能には対応していないこと。筆者のように風呂シアターを実践するには、別々に「ジップロック」(フリーザーパック)に入れ、湯船の中に落とさないよう注意しながら使うことが求められる。なお、この方法で故障しても保証の対象外となる可能性もある。あくまで、自己の責任において試してもらいたい。

1カ月1480円で見放題の動画配信サービス「hulu」。邦画、韓流ドラマなども配信されているが、充実しているのは米国で放送されている海外ドラマだ。人気のシリーズが配信されている。iPhone、Android、iPad、パソコン、PS3など複数の端末で視聴できる

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