ライターHの“デジモノ”放談

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第27回
電子書籍は“第2の夜明け”を迎えるか!?

アンダー1万円! 専用端末が利用しやすくなった

電子書籍は、再び、盛り上がる。そう断言したのは、様々な材料がそろってきたからだ。例えば“専用端末の低価格化”。7月19日発売した楽天の「Kobo Touch(コボ タッチ)」は、実売価格が7980円。同社のオンラインモール「楽天市場」で購入すれば、楽天スーパーポイントが3000点分還元されるため、実質4980円となるのだ。

国内では電子書籍端末市場をほぼ独占してきた、ソニーの電子書籍端末「Reader」。こちらも9月21日発売した「PRS-T2」が実売9800円と、1万円を切る戦略的な価格でKobo Touchに対向してきた。この新価格は、決して赤字覚悟で付けたわけではなく、端末販売だけで採算がとれるそうだ。しかし前モデル(筆者は去年1万6800円で購入した)と比べると割安感がある。発売直後は品切れ状態が続くなど、好調に推移している。

楽天が7月19日発売した電子書籍の専用端末「コボ タッチ」。7980円という低価格で注目された

こちらはソニーが9月21日発売した電子書籍の専用端末「Reader PRS-T2」。同社の端末としては初めて1万円を切った

さらに電子書籍のターニングポイントになりそうなのが「Amazon(アマゾン)」の参入だ。

アマゾンの電子書籍端末「キンドル」。

米国内で販売する米アマゾンの電子書籍端末「Kindle Paperwhite」(広告なしのWi-Fi版は139米ドル)。液晶ディスプレイのパネルを刷新して、バッテリー駆動時間などが改善した

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