負けないぞ!賢者の資産形成術

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第15回
その14 “果実との交換(8)” –過去の果実–

過去の値動きを見てみよう

さて、ここまでのお話で、(なんとなくだとは思いますが、)上手に逆行性のある投資対象を保有すれば、安定的な結果が導き出されるイメージをつかんでいただけたかと思います。今回のコラムではそのイメージを具体的に検証して、確認してみたいと思います。

なお、個別の企業や国を対象にした株や債券の場合は、これまでお話しました、『景気を基準として考える、本来の株や債券の値動きの性質(逆行性)』よりも、個々の企業や国の事情が値動きに与える影響が大きく、相関性が薄くなってしまいます。ですので、ここでは、より相関性が強く見られる以下4つの投資対象の過去20年間の値動きを確認してみたいと思います。

●国内株式
●日本国債
●外国株式
●世界債券

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いかがでしょうか。

なんとなくの傾向として、逆行性が読みとれるのではないでしょうか?

『いつも、絶対』ではないのですが、株価が上がると、なんとなく債券が下がったり、上がったとしてもその率が低調だったりする訳です。もちろん、時代背景によってはその相関性が見いだせないこともあるのですが、1つの大切な傾向として知っておいた方がよいのは、間違いありません。

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