フロム・ナウ的失敗しないマンション選び

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第22回
「住んでみたい」と「住んでみて良かった」は違う?

古くから開発が進められた沿線ですので、街は成熟し、商店街も昔と変わらず生き生きとしており、活気ある街の多い沿線です。緑豊かで、教育レベルも高く、子育て世代には特に受けが良く、若い単身者にとっても魅力的です。
アクセスが良い一方で、賃料の安いアパートもいまだにあり、飲食店も豊富で、銭湯までも残る、懐かしさが漂う街も多くあります。独身者にもファミリー層にもお年寄りにも住みやすい、最強の沿線ですね。これからの人生を考えた場合、この沿線であれば各インフラが十分に整っていますので、いろんな意味で安心といえます。この沿線に関しては、イメージと住みやすさの実際が合致しているのが特徴的です。

欠点をあえて挙げれば、駅付近を除き、戸建エリアが多いため、特に都心寄りの人気の駅(中野、高円寺、阿佐ヶ谷、吉祥寺など)では、駅から徒歩10分圏内で良質な分譲マンションを探すのは難しいかもしれません。
また、狭い路地が多く、木造住宅が密集しているため、防災上不安な面もあります。
近年、中野駅前では再開発が進み、将来もまだまだ楽しみな沿線といえますが、マンション価格としては、他の沿線に比べ、やはり高めの印象があります。

※参考
SUUMO:2012年版・関東編/住みたい沿線・住んでみてよかった沿線ランキング

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