今さら聞けないワインの話

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第25回
オーパスワンのCEOとお食事をしてきました

さかのぼること、昨年の12月。
スケジュールがなかなか確定しなかった中、急きょ呼び出されたフライト後、クリスマスイヴがお休みになり、神戸の「あら皮(あらがわ)」に行きました。
「あら皮」とは、1956年の創業以来、神戸の炭焼きステーキ文化を創造し、本物の素材と味を追求し続けてきたお店です。2010年10月、開店54年目にしてミシュランガイド110年の歴史上初のステーキ部門で二つ星を獲得し、 初代シェフ・山田二郎氏によって「ステーキ世界一」を達成。そして2011年10月18日、 二代目シェフ山田三也氏がお父さまに続いてミシュランガイドの二つ星を獲得しました。

このクリスマスイヴにお邪魔したときが、私にとっての初「あら皮」だったのですが、このときの感動といったら!
もちろんステーキは素晴らしく、外側はカリっと、中はジューシーで、うまみがぎゅっと閉じ込められていて、今までに頂いたことのないステーキでした。
それに加え、同店のソムリエが淡々とお話される方なのですが、とても良い感じなのです。その方に色々教えて頂きながらステーキをほおばるのが、また楽しいのです!
ソムリエの方と会話を重ねていく中で、私たちがワイン好きであることがわかったのでしょう。帰り際、3月にオーパスワンのCEOがいらっしゃるので、そのときに来店してみてはと誘ってくださいました。こんな機会は滅多にないからと。
オーパスワン好きの私たちは何の迷いもなく予約をしたのですが、ここからの道のりがまた長いものでした。

私たち客室乗務員はシフト制で動いていて、月に一度スケジュールが確定します。
しかしながら、自宅スタンバイという予定の立たない日が一ヶ月のうち数日組み込まれます。これが厄介なもので、仕事が入るか入らないかは、当日の決まった時間までわからないのです。
ですから、3月に「あら皮」を予約したものの、その前の5日間の自宅スタンバイは、はらはらし通しでした。
しかし、運良く自衛隊のチャーター便に選んでもらえ、初めてアフリカのジブチに行くことができた上、帰りの足で神戸まで行くことができ、無事「あら皮」に足を運ぶことができたのです。

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