ソムリエのつぶやき

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第33回
こんなところに、ビストロが・・・in 沖縄

ホテルのバルコニーから見た景色

「おんな食堂」という名前のお店。外観はブルーで、ワインボトルがずらっと並び、周りとは少し違う佇まいでした。発見したのは、旅行で沖縄に行ったとき、ホテルにチェックインしてからでしたので、まだ辺りが明るく、飲食店が開店する前のこと。ホテル周辺の地図を頂き、ホテルのスタッフに美味しいお店はどこかを聞いてみたり、食べログで検索してみたりと、夕食を取る場所探しをし、ある予約したお店に向かう途中でした。1軒目に向かったお店は、その周辺では、口コミが多く、食べログの評価も高いこと、また、沖縄に行ってもあまり沖縄料理を好まない私たち向きだということから選ばれたのでした。入店すると、1.5時間しかお時間をいただけないとのこと。とにかくワインを楽しむ私たちにしたら、その制限時間は短すぎると思いながらも、空腹に負け、OKしましたが、途中で、2軒目に行こうという話になり、来がけに気になった「おんな食堂」に行くことにしました。

・・・が、お店の前を通って覗いてみると、赤ちゃんをおんぶしてお料理を運ぶ女性の姿が見えました。そのような姿を東京で見ることは、まずないので、「ん?大丈夫か?」と疑問に思いつつも、沖縄スタイルなのだと納得。(笑)飲み足りない気持ちが優先され、お店に入ってみることにしました。

マスターにススメて頂いたビオワイン

店内はほぼ満席近く、カウンターに2席空きがあるのみ。すぐにワインをお願いすると、マスター自ら、ワインリストはないけれど、ビオワインを揃えていることを教えてくださいました。好みを伝えて、ボトルを1本、選ばせて頂きました。


500円のリエット

次に、メニューを頂き、びっくり!そこには、沖縄らしからず、本格的なビストロメニューが記載されていたんです!「リエット」に目がない私は、早速、頼んでみると・・・今まで見たことないほど山盛りのリエットが来たのです!しかも500円という破格なのにも関わらず。間違いなく、都内でこの値段では頂くことができません。いや、都内に限らず、他では無理ではないのでしょうか。「リエット」とは、パテに似たフランスのお肉料理で、豚肉やガチョウのお肉をラードでホロホロになるまで煮込み、ココットのような容器に詰めて固め、脂肪分がペースト状になるまで固めたもので、パンに塗って食べる保存食の一種です。もちろん、ワインもリエットも大満足でした。


結局、閉店近くまでお店にいたので、マスターとたくさんお話できました。この「おんな食堂」は、ご夫婦で営まれていて、もともと千葉のご出身とのこと。それで、ワインのチョイスにも、本格的なお料理にも、うなずけたのでした。奥さまも、とても気さくな方で、色々なお話をしてくださり、最後の方は、ワインお勉強中の奥さまにプチワイン講座まで開講。
2軒目にお邪魔したので、気になるお料理の数々を頂くことができなかったので、翌日の予約をしてお店を後にしました。



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