らくらくわくわく 山野草見て歩き

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第11回
カラスウリの花は、朱い実からは想像も出来ないほど幻想的な花だった

いままで簡単にカラスウリと呼んでいましたが、考えて見ればおかしな名前です。どこがカラスと関係があるのでしょうか?この名前の由来は諸説あります。
カラスも食べないから、逆にカラスが好む、いや唐墨に似ているからとか、唐朱(朱色の墨)からと言うものまでありますが、決定打はないようです。植物でカラスがつくのは他に、カラスノエンドウ、カラスビシャク、カラスムギなどがあり、植物以外でも、カラス貝、カラスアゲハ、カラス石などがあります。これらは大体、黒い色、役に立たない、小さいなどの理由でつけられています。 カラスウリは種を薬に使ったり、塊根を天花粉に利用したそうなので役に立たない、は当たらないでしょう。残るは黒の色か小さい事ですが、カラスウリは1000年以上も前からそう呼ばれていたと言いますから最初の理由が何かは長い間に埋もれてしまったようです。
実はカラスウリも最初だけですが、種は真っ黒です。そして別名にキツネノマクラがあり、小さいものと言う見方もされているので両方とも合っているのかもしれません。

横にすれば枕にも見えますが、キツネも枕をするのでしょうか?
横にすれば枕にも見えますが、キツネも枕をするのでしょうか?

種と言えば、カラスウリは花だけでなく種も面白い形をしています。カマキリの顔にも見えるし結び文にも見えます。また、大黒様、打ち出の小槌のようにも見えるので、これを持っていると金運が良くなると言われているそうです。
今年は宝くじの上に載せてみましょうか? 当たれば、と期待したいのですが、どうしてもカマキリに見えてしまいます。


置いておいたら乾いて茶色になってしまったので一つは墨を塗ってみました。
大黒様や打ち出の小槌にも見えると言いますが、どうしてもカマキリが見えて来て…


やはり、カマキリの顔が一番似ているようです

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