ライターHの“デジモノ”放談

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第7回
“iPhone+Bluetoothレシーバー”で手ぶら環境を手に入れる

カーオーディオにつないで音楽を再生する

変わった使い方も紹介しよう。それは、カーオーディオとの連携だ。最近は、「AUX」という音声の入力端子を搭載したクルマが増えている。iPhoneなどの外部機器を、カーオーディオと接続するための仕組みだ。両端に3.5mmのイヤホンプラグを備えたケーブルを使い、iPhoneとAUX端子をつなぐと、iPhoneで再生した音楽がクルマのスピーカーから流れてくる。

本来はiPhoneとAUX端子をケーブルで直接つなぐわけだが、ここでもBluetoothレシーバーが使える。今度はiPhoneとAUX端子間を、Bluetoothレシーバーでワイヤレス化するのだ。AUX端子と愛用のDRC-BT30をケーブルで接続。あとは、カーオーディオの再生モードをAUXに切り替え、iPhoneで音楽を再生するだけ。これでクルマのスピーカーで再生した音楽を楽しめる。

ワイヤレス化することで、停車中にiPhoneを操作するときはケーブルも邪魔にならず、助手席や後部座席の人にiPhoneを手渡して再生する音楽を変更してもらうこともできる。

さて、ここまで利点ばかり語ってきたが、難に感じている点も書いていこう。まずは、DRC-BT30のリモコンからはプレイリストを変更できないこと。違うアーティストやアルバムに変更したいと思ったら、iPhone本体で操作しなければならない。また、かかってきた電話には出られても、DRC-BT30からは発信できないことも気になる。よく利用する電話番号を3個所くらい登録でき、ワンタッチで電話をかけられるとうれしい。

さらにケーブルレスといっても、Bluetoothレシーバー本体とイヤホンはケーブルでつなぐため、ケーブルが邪魔に感じることもある。バッテリーの充電方法も特殊。USBケーブルをDRC-BT30と、パソコンのUSB端子につながなければならないからだ。このためコンセントから直接充電するには、USB端子を備えたAC電源アダプターを別途購入する必要がある。

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