今さら聞けないワインの話

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第24回
桜前線の北上とともにロゼワインを楽しみましょう!

春といえば、お花見の季節ですね!
日本は、桜前線の北上と共に縦断すると、桜を長い期間楽しむことができます。
この春の私の目標は、桜前線の北上と共に桜鑑賞をすること。
もう既に、沖縄は1月末に緋寒桜(ひかんざくら)が満開を迎え、見頃を終えました。桜前線はその後北上を続けますので、日本では5月中旬まで桜が楽しめますね!
この春は、桜が見頃の地方に足を運んで、その地のワインと共に桜の鑑賞をする…なんていいですよね!
昨年は「お花見に春ボジョレー」という記事を書きましたが、今回は桜前線の北上と共に、日本各地のロゼワインをご紹介して参りましょう!

■熊本

九州には、私の好きなワイナリーのひとつ、「熊本ワイン」があります。
以前、白ワイン「菊鹿 ナイトハーベスト五郎丸シャルドネ」を頂いてから、大ファンになりました。
こちらには日本土着品種のマスカットベリーA種という黒ブドウから作られたロゼワイン「紅氷華」があります。極甘口ワインですので、食前酒または食後酒に適していると思いますが、口当たりまろやかで華やかなワインなので、ワインが苦手な方でも、ソーダで割るのなどすればおいしく召し上がれると思います。

■鳥取

少し北上しまして、鳥取県へ。
鳥取県には、「北条ワイン(ほうじょうわいん)」があります。
こちらも前述の「紅氷華」と同じく、マスカットベリーA種を使った甘口ロゼワインです。
北条砂丘育ちのブドウから作られるこの甘口ワインは、日本のロゼと比べても個性が強く、風味豊かでしっかりした味わいが特徴です。

■滋賀

さらに北上しますと、滋賀県に「ヒトミワイナリー」があります。
ワイン好きの図師さんが60歳から始められたワイナリーです。
こちらのロゼワインは、本当に珍しく、国産のキャンベルスと巨峰を使用しています。ワイン作りにはあまり食用のブドウを用いませんが、こちらは田舎式の濁り発泡ワインが特徴なのです。
皆さまが想像されていらっしゃるワインとは少し違うかもしれませんが、変わったロゼ・スパークリングを飲んでみたい方は、こちらのワインがおすすめです。大変フレッシュで、ジュースのように頂けるワインです。

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