旬の野菜と歴史 毎日の食事に取り入れる簡単野菜レシピ

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第32回
「四角豆」のココナッツオイル和え

初秋に旬を迎える、不思議な形の豆類「四角豆」をご存じですか? 珍しい野菜は手に入りにくいイメージがありますが、一般のスーパーの野菜売り場も、ゆっくり歩いてみると、旬の珍しい野菜が並んでいます。その時期にしか味わえない逸品をご自宅で堪能してみましょう。


■「四角豆」の歴史

四角豆は、マメ科シカクマメ属の植物で、熱帯アジアが原産と伝わっています。日本では沖縄が名産地で、「うりずん豆」と呼ばれています。カットすると、手裏剣のような形をしており、縦にそって、4つのヒダのついた莢を持つことから「四角豆」という名前がついているようです(諸説あり)。原産地に近い、タイ、インドネシア、マレーシアなどでは、今でもよく食べられており、タイ料理によく登場する野菜です。沖縄では初夏を意味する「うりずん」の時期が収穫期ですが、本土では気候の違いから、9~10月にかけてが収穫期です。

■「四角豆」の特徴

四角豆もインゲンのように莢ごと食べる豆類で、小粒の種が中央に並んでいます。莢のヒダの色が鮮やかなものを選んで買うようにしましょう。加熱すると、コリコリとした食感になるのも特徴ですが、生食には向いていません。必ず加熱調理しましょう。また熱帯地方で誕生した植物なので、長期間、冷蔵保存すると、低温障害を起こすため、買ってきたらすぐに食べるようにしてください。傷んでくると、莢のヒダの部分から黒くなり、全体に黒ずんできます。すぐに食さない場合は、一度、塩茹でしてから冷凍保存しましょう。炒め物や天ぷら、温野菜サラダ、スープの具などが、主な食べ方です。

■「四角豆」の栄養など

四角豆は、緑が濃く、β-カロテンが豊富に含まれています。また風邪予防やシミ対策となるビタミンCも含まれています。ビタミンEを含むオリーブオイルやココナッツオイルなどをプラスすると、身体への吸収が良くなるでしょう。そうすると、β-カロテンは、体内でビタミンAに変わるため、ビタミンACEが揃うことになり、風邪やウイルスへの免疫力がUPします。また、ビタミンKも豊富です。ビタミンKはカルシウム量を維持して骨を守り、血流をよくする作用もあるので、骨粗しょう症対策や、貧血対策にもいいでしょう。



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