【TUTORICA】授雲の心理カウンセリング

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第9回
「失敗から学ぶ5つの決意」

吹き抜ける風も心地よい季節になりました。
お元気ですか。授雲です。

あなたは、成功しないと自信につながらないと思っていませんか?
それは、違います。成功したと思っていたら次に失敗したなんて良くあることですね。

そうです。失敗に泣く人になるのではなく、逆境を本当の自信に結びつける事ができるかで人間の価値が決まるのです。
今日は、Tutoricaオンライン学習を受講された介護福祉施設で10年勤務のkさん48歳のお話しをいたしましょう。

k : 授雲先生、現在ケアマネージャーをしています。
最近仕事で上手く行かないことが多くあり、精神的に立ち直れません。
どうか、コミュニケーション術を教えてくださいませんか?よろしくお願いします。

授雲 : ケアマネージャーの仕事をされているんですね。大変なお仕事ですよね。
お年寄りやその家族の介護相談をはじめケアプランの作成、要介護認定の書類、作成代行などですよね。
つまり、コミュニケーション力が高くないと出来ない仕事ですよね。さて、早速ですが今日はどのような事でお困りですか?

k : はい、施設の経営者が最近変わりました。すると、それに伴い辞めることを考える従業員もいます。次第に人間関係も思わしくない気がします。そんな時に、実は先日仕事で失敗をしてしまいました。
利用者様を訪問した際に私の伝え方が悪く、ご家族の方から「不愉快な思いをした」と後日事務所に電話がありました。担当を変えてくれなければ「利用を辞めたい」とも言われました。
今まで施設でそのような事はなかったので、上司に「基本を忘れてどうするんだ!」と叱られました。
10年間頑張ってきた自信も粉々に砕け散りました。とてもショックで食事も喉に通りません。

授雲 : そう、落ち込まなくても大丈夫です。
済んでしまった結果に執着してはいけません。失敗を次に生かすことの出来る人間と、落胆だけで終わって成長しない人間との差はとても大きいのです。クヨクヨしても何も得られないので先に進みましょう!

失敗した時に5つのことを学びます。

  1. 失敗した時に叱ったり、助けてくれる人がいることに感謝する。
  2. 「失敗を次に生かす」決意をもつ。
  3. 問題が起きたその時に「ベストを尽くした」のかを反省をする。
  4. 失敗を見つめることをしても引きずらないようにする。
  5. 成功には失敗があるもの。自分自信の真の強さを磨く為のものだと考える。

人生に勝敗はありません。失敗した事を重視するから悔しさだけが心に残ってしまうのです。
大丈夫です。ちゃんと利用者様に謝って、考え直してもらえるようにご相談に行かれてください。やるだけのことはしてください。10年で培った誠意できちんとお話しすれば理解してくださるでしょうから頑張ってください。

厳しい状況に置かれた時に「プラスの行動」に向かう努力をすることです。
つまり、次の新しい考えを持った強くなった自分に出会えるチャンスなのです。悔やむどころか「信用される仕事」「自分しか出来ない仕事」を目指すきっかけに繋がったと思うことです。あなたを叱ってくれる上司にも感謝ですね。明日からまたあなたの訪問を待っている方々のためにも頑張りましょうね。

k : 授雲先生、有難うございました。初心を忘れておりました。
反省とともに10年の節目のつもりで頑張ります。

人生には良い事、悪い事様々なことが沢山あるものです。
何度でも夢を希望に変えられるあなたなら願いは必ず叶うのです。
人生が思いのまま、輝くのです。

皆様の幸せを祈っております。
では、次回をお楽しみにしてくださいね。
一歩、一歩。

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